以前、NHKの特集番組で静岡のお茶農家の特集をやっていた。
かなりご高齢のご夫婦ではあったが広大なお茶畑をパートの従業員数名と専門にお茶を生産している。
ご子息は東京の会社に勤務されていて年収は当時で700万ほど・・・サラリーマンとしては中堅である。
しかしその後夫婦年中御夫婦で働かれて機械やパートの給料を引くと手許に残るのは
せいぜい400万にも満たない。しかも天候によってはほとんど残らない年もあるという。
御夫婦はしみじみ語っていた。
「息子に会社を辞めて後を継ぐようにはとても言えない」
今の日本の農業の厳しい現実である。
一首 ベネツィアの酒場の隅でカンツォーネ津軽民謡どこか似ていて 志ん笑